「ポケカ投資って儲かるの?」
「YouTubeで“100万のカード買ってみた!”ってやってるけど、自分もいける?」
2020年代後半、ポケモンカード(ポケカ)投資がにわかに注目を集めています。コレクションの枠を超え、今では一部のカードが株式並みに値動きし、資産としての価値を持ち始めています。
とはいえ、「ポケカ投資で儲かるか?」という問いには、慎重な見方が必要。とくに初心者が気軽に手を出すと、思わぬリスクを背負うことにも…。
今回は、そんな「ポケカ投資」を始めようと思っているあなたに向けて、始める前に絶対に知っておきたい3つのリスクを解説します。
リスク①:価格の変動が激しすぎる
ポケカ市場の最大の特徴は、価格の上下がエグいくらい激しいということ。
たとえばあるカードが、「発売当初1枚5,000円→数ヶ月後に10万円→再販発表で3万円に暴落」なんてことも珍しくありません。
株や仮想通貨と違い、市場に明確な“指標”が存在しないため、SNSの影響や転売ヤーの動き、公式の再販アナウンス1つで大きく値動きします。
つまり、
👉 **「今が底値!買い!」と思っても、そこが“天井”だった…**なんてことも。
長期保有を前提とせず、短期で儲けようとすると**「損切りできない高値掴み」**に陥る可能性が高いです。
リスク②:偽物・状態不良に注意
ポケカは偽物やダメージ品が多く出回っている市場でもあります。
たとえば…
- メルカリで「美品」とされていたカードが、届いたらスレや折れがある
- 中国製の偽物カードを「PSA10」と称して販売
- 自作カードに本物のスリーブを付けて誤魔化す
…など、初心者を狙った詐欺まがいの出品が後を絶ちません。
信頼できるショップでの購入、またはPSA(鑑定機関)の評価がついたカードを選ぶのがベターですが、それでも100%安全とは言い切れません。
👉 見る目と知識がないと、カモにされるリスクが高いです。

リスク③:市場の“バブル崩壊”の可能性
ポケカバブルは2020年〜2022年頃にピークを迎え、今では一部で「終わった」「崩壊し始めてる」と言われている状態です。
その理由は…
- 投資目的の新規参入者が多すぎて、需給バランスが崩れてきた
- 再販や大量印刷による希少性の低下
- 海外ではNFTや別のコレクティブルへ投資がシフト
つまり、今から入る人は「ピークを超えた市場」にお金を入れることになる可能性があるということ。
もちろん、今後も価値が上がるカードはありますが、それを見極めるには相当な知識とセンスが必要です。
じゃあ結局、ポケカ投資って「なし」なの?
いいえ、完全に“ナシ”とは言いません。
ただし、
- 「儲かるから」ではなく「好きだから」「集めたいから」という気持ちをベースにする
- 余剰資金(最悪ゼロになっても痛くないお金)で行う
- プレイ用・コレクション用・投資用をしっかり分ける
といった心構えと戦略が必要です。
まとめ|“投資”ではなく“趣味投資”と考えるのが吉❗️
ポケカ投資は、うまくやれば確かに利益が出る分野です。
ですがそれは、知識・タイミング・情報力・資金力がそろった人たちの話。
初心者が軽いノリで参入すると、高値掴み・偽物購入・暴落の三重苦に遭う可能性も…。
「ポケカは、儲けるためじゃなく、楽しむために集めるもの❗️」
この原点を忘れないことが、結果的に一番後悔しない方法なのかもしれません。

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